日本の年始の食卓に欠かせないおせち料理。でも、毎年同じレパートリーで飽きちゃったという人も多いはず。2010年新年を彩るおせち料理もいいけれど、飽きてしまったら手作りアレンジレシピで、冷蔵庫もカラダもキレイにしてみてはいかが。
地域や代々の家風によって「お重」の段数も変化。最近では、核家族化が進み、さらには3日間も同じものばかりでは飽きてしまう、食べきれないなどの声を反映し、一段重や二段重も登場。でも、そもそも「おせち」の中身一品一品に新年への祈りの意味が込められているって知ってましたか? この機会に「おせち」について知ってみましょう。
壱の重
弐の重
参の重
【壱の重】
最上段の重には、「祝い肴(さかな)」「口取り」を盛り合わせる。「祝い肴(さかな)」にはおせち料理の中でも特に縁起のいい黒豆、数の子、田作りなどを、「口取り」には甘味のある伊達巻、栗きんとん、かまぼこ、昆布巻きなどを詰めます。

・黒豆…………“まめ”=「丈夫・健康に暮らせるように」と祈願
・田作り………小魚を田畑の肥料にしていたことから、「豊年豊作」を祈願
・伊達巻………“巻”=昔から巻物は書物を意味し、「文化発展」を祈願
・栗きんとん…金が付くことと、色が金色ということで「財宝」を意味
・かまぼこ……紅=「めでたさ、よろこび」/白=「清らかな心」を意味
・昆布巻き……よろ“こぶ”=「よろこび」を意味
【弐の重】
「口代わり」といわれ、さっぱりとした野菜や魚介の酢の物を詰めるのが正式。例えば、菊花かぶ、酢れんこん、酢だこ、紅白なますなど。焼き物は、時代を経て盛り合わせるようになり、海老、ぶり、鯛などを焼いたものを詰めます。

・数の子………「子孫繁栄」を祈願(壱の重「祝い肴」で盛り込まれることも)
・酢レンコン…レンコン=穴があいていることから、「見通しがよい年」を祈願
・菊花かぶ……冬が旬のかぶを、おめでたい菊にあしらい紅白に
・紅白なます…大根とニンジンの色から、縁起のよい「紅白の水引き」を表現
・コハダ粟漬…コハダは出世魚、「出世」を祈願
・エビ…………長いヒゲと腰が曲がっていることから、「長寿」を祈願
【参の重】
「煮物」がメインのお重。例えば、筑前煮、野菜の煮しめ、くわいの煮物、タケノコの含め煮などの煮物を盛ります。壱の重や弐の重に比べると、願いや祈りが形になって現れた一品一品を盛るというのではなく、季節の旬な野菜をふんだんに使った煮物をおいしくいただこうという感じだったのでは。

・ゴボウ………ゴボウのように細く長く地に根を張ることから、「息災」を祈願
・サトイモ……子イモがたくさん付くことから「子宝」を祈願
・にんじん……色の「橙」=“代々(だいだい)”で「子孫繁栄」を祈願
・くわい………大きな芽が出ることから「出世祈願」を意味
・お多福豆……そら豆の一種で、文字通り「福を招く」という意味






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